その下痢放置しておくと危険かも!色で分かる身体の変化!
下痢になってしまった場合、その色は茶色や黄土色、もしくは黄色っぽいものが多いです。 しかし、中には変わった色をしているものもあり、そのような便がみられた場合には、病気の可能性もあります。 では、危険な下痢とは、どのような色をしているのでしょうか。
【白い下痢の場合】
白っぽい便が出たときは、ノロウイルスやロタウイルスといった胃腸炎になっているかもしれません。 これらの特徴は、激しい下痢の他に、嘔吐や発熱がみられることです。
また、多量の嘔吐と水様便により、体の中の水分がどんどん減ってしまうので、脱水症状になる危険も高くなります。そのため、白い下痢の場合は、水分補給が重要となるのです。
【赤い下痢の場合】
下痢の色が赤いときは、血液が混ざっていることが多いです。 便に血液が混ざるのは痔でも起こることですが、内臓からの出血である場合は、腸炎になっていることも考えられます。
特に、痛みがある場合には、虚血性大腸炎や感染症腸炎を疑わなければなりません。それらは早急に治療する必要があるので、出血と痛みがあったときは放置せず、必ず病院に行きましょう。
【黒い下痢の場合】
黒い下痢が出たときは、他の色よりもかなり危険な状態です。 というのも、便が黒くなるのは、内臓から多量の出血が起こっている場合が多いのです。
その原因には、胃潰瘍や十二指腸潰瘍があります。他にも、消化器系のがんによって黒くなっている可能性もあります。
いずれにしても、手遅れになることは避けなければならないので、気づいたときは、少しでも早く病院へ向かいましょう。
【緑の下痢の場合】
緑色の下痢は、他の色のように危険なものではありません。 これは、緑黄色野菜や、緑色のサプリメントなどを摂りすぎたことで、色がついたものが多いです。 しかし、それらを摂取していなくても緑の下痢が出てしまったら、黄疸の恐れがあります。
黄疸は、肝臓の炎症やがんが原因になっていることもあるので、すぐ治療しなければなりません。そのため、理由がわからない緑の下痢は、要注意です。