なぜ下痢と睡眠不足に関係が!その意外な真実とは?
夜中に寝ている時や、朝方の目覚めの前にお腹が痛く目が覚めてしまって経験をお持ちの方も多いと思いまが、この寝ている時間帯の下痢や腹痛には食当たり等の下痢とは全く異なった原因が考えられます。
それはストレスです。日頃の生活の中で受けるストレスによって寝ている時間帯に下痢を起こしてしまう事があります。
【下痢と睡眠不足には因果関係はある】
日頃の生活の中で強いストレスを感じた場合、自律神経に異常をきたしてしまう場合があります。この自律神経には人の身体の活動期や休息期をコントロールする働きがありますが、強いストレスを受ける事によって、自律神経の働く時間が不規則になってしまう事があります。
その結果として、本来は人の身体が休む時間帯の夜中に活発に働いてしまう事があります。その結果として夜中に体内の腸の蠕動運動が大変活発になってしまい、下痢や腹痛を起こしてしまうのです。
夜中に下痢や腹痛を起こしてしまう事で寝不足を起こしてしまう悪い循環が更に進んでしまい、寝不足イコール下痢となってしまいます。
【寝起きに身体が重く感じるのはストレス等による睡眠障害】
この夜中の下痢や腹痛の原因がストレス性である事により、寝不足になっつてしまい朝の寝起きの時にもすっきりとした目覚めをする事が出来ず、常に寝起きでも疲れが取れず、身体が重く感じる様になってしまいます。
この様な症状の場合には単なる下痢が原因では無いと考える必要があり、根本原因になっているストレスを取り除いてあげる事が必要になってきます。
夜中に下痢を起こしてしまう人はストレスコントロールと合わせて食事の見直しや、胃腸薬の服用を行う事で夜中の下痢や腹痛が改善されてくる事がありますので、先ずは試してみては如何でしょう。
又、ストレスを溜めこまない工夫も大切で、仕事等で溜まったストレスを自分なりに発散させる為に、適度な運動をしたり自分の打ちこめる趣味を見つけるのも良いと考えます。
とにかくストレスに打ち勝つ事が夜中の下痢や腹痛を抑え、寝不足の解消にも繋がって行きます。
下痢を引き起こす『菌』!どういったものが原因になる?
【下痢の原因となる菌】
様々な原因が考えられる下痢症ですが、感染が原因となって引き起る下痢について、どのような菌があるのでしょう。
まず、O157です。腸管出血性かつベロ毒素を持つ病原性を示した菌株が発見された大腸菌で、人の腸にもっとも多く存在する細菌です。激しい下痢や腸炎を引き起こすことがあります。
次に、アメーバ赤痢です。赤痢アメーバという原虫による大腸の感染症で、汚染された飲食物を口からとることで感染します。
ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスで、カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染します。
ロタウイルスは、一般に乳児下痢症・嘔吐下痢症の原因でよく知られています。アデノウイルスは風邪症候群起こす主要病原ウイルスの一つと考えられています。
【ウイルス性の下痢症の症状の特徴】
突然の嘔吐・下痢で始まり、発熱、呼吸器症状を伴うこともあり、まれにけいれんなどが起こることもあります。過去に感染したことがある場合は、気持ち悪くなる程度で終わることもあるようです。
主要なウイルスの中でも、ロタウイルスの症状が通常一番重症と言われています。ロタウイルスでは下痢が1週間ほど続くことがあり、その他のウイルスでは数日で症状は治まります。
乳幼児の下痢の場合は、ロタウイルスとノロウイルス、サポウイルスなどの小型球形ウイルス感染症を考えます。学童・成人では、細菌およびウイルス性の感染症を考えます。
【下痢症に悩んだ時は】
下痢の頻度が数回以上、次第に下痢が多くなっている、元気や食欲がない場合などは受診することをお勧めします。下痢は、腸の中の悪いものを早く排泄してしまおうとする人体の防御反応です。
薬等で止める行為は避け、出し切ってしまうようにしましょう。下痢を止めてしまうと、病気の元のウイルスが住み着いたままとなってしまい、かえって腸内環境に良くない影響を与えてしまいます。
身体を温めることで下痢の症状を緩和することは出来ますので、カイロや靴下、腹巻などを使って温めてあげるとよいでしょう。
ストレスが下痢の原因に?その以外な関係とは?
【脳と腸の関係について】
みなさんは、緊張したり、なにかにプレッシャーを感じることで、お腹が痛くなったりした経験はありませんか?それは、脳と腸による密接な関係によるものなんです。
脳はストレスを感じることによって、内蔵の働きに関係ある自律神経が乱れて、腸に影響を及ぼします。
腸を動かす、ぜんどう運動は、自律神経によりコントロールされています。そこで、ストレスをうけることにより、自律神経が乱れて、ぜんどう運動が鈍ってしまい、過剰に反応してそれが腹痛を呼び起こすというわけです。
【腹痛とはなにか?】
腹痛には、大きく分けて、便秘、下痢、IBS(過敏性大腸症候群)などがあります。これらは、どれも、自律神経に関係すると言われています。
便秘というのは、ご存じの通り便が何日もでないことで、下痢は逆に、便がゆるくなりすぎることですね。では、IBS(過敏性大腸症候群)とは、なんでしょう?
それは、精神的ストレスなどで、腸管が機能障害を起こすことで、便秘と下痢を繰り返すと言われています。
それが、何ヵ月も続くこともあるいうので、これはかなりつらいことですね。この、症状が続くことにより、外出をためらってしまうようになったり、そのことがまた、ストレスになってしまったりして、さらに症状がひどくなったりもします。
【ストレスによる下痢の改善方法とは?】
では、ストレスによる下痢の改善方法としては、どうしたらよいのでしょうか?まずは、ストレスとなる、原因をなるべく解決し、そのストレスを、なるべくためないようにすることが大事ですね。
しかし、それが簡単にできているなら、こんなことにはならないと思うので、あまり、気にせずに、ストレス解消ができるように、リフレッシュすることが大事ですね。
他には、やはり規則正しい生活をおくることがもっとも大事だとされます。規則正しい食生活と、正しい睡眠をとることが大切ですね。
このようなことに、気を付けてストレスフリーな生活にしていきましょう。
日和見菌を食生活で味方にするには?
日和見菌というのは腸内の細菌である、善玉菌と悪玉菌の優位である方に味方する菌なので、善玉菌を増やす食事を心がける必要があります。ですので、まずは善玉菌を増やす食事をすることが大切です。
- 善玉菌を増やす食生活
- 必要な栄養素を食べる
- 悪玉菌を増やす食事を控える
- 抗生物質は極力控える
必要な栄養素を食べる
善玉菌に必要な栄養素には大きくわけて3つあります。それが、乳酸菌・食物繊維・オリゴ糖です。
乳酸菌といえば代表的なのがチーズやヨーグルトです。しかし、これらは動物性乳酸菌といって日本人には少し不向きなことがあります。ですので、欲を言えば味噌や醤油、お漬物などの発酵食品に入っている植物性乳酸菌を摂取する方が望ましいのです。
また、食物繊維やオリゴ糖は善玉菌のエサとなるので、普段の食事から積極的に取り入れていきましょう。
食物繊維であれば海藻類や、キノコ類、またゴボウなどに豊富に含まれています。オリゴ糖であれば蜂蜜などに含まれているので、そういった食事を心がける必要があります。
悪玉菌を増やす食事を控える
悪玉菌が好む食事というのは、高脂質であったり消化しにくいものが当てはまります。
例えば、焼肉であったり、ピザ、ラーメン、ジャンクフードなどがこれらに当てはまります。また、添加物が多いコンビニの食事などこういった食事ばかりしている人は悪玉菌が増えていく原因になるので要注意です。
抗生物質は極力控える
風邪などを引くとほとんどの場合抗生物質を与えられることになります。緊急の場合や熱が酷い場合などはこうしたお薬に頼るのは正解です。
しかし、抗生物質というのは善玉菌を減らす原因になるので、乱発して使うようなことは止めておいたほうが良いでしょう。
以上が善玉菌を増やすために必要な食生活でした。こういったように善玉菌を増やしていれば日和見菌も味方になってくるので、ぜひ普段からの食生活を心がけて下さいね。
今知っておきたいラブレ菌のパワー!健康と美容を意識する人は要チェック!
みなさん、ラブレ菌という菌はご存じでしょうか?ラブレ菌は、京都の漬物である「すぐき漬け」から発見された植物性の乳酸菌の一種で、強い生命力を持つため、生きたまま腸内に到達できることが特徴です。生きたまま腸に到達することで、様々な効果が期待できることも分かっています。
【腸内環境を整える】
ラブレ菌は、腸内に入ると腸内の糖から乳酸を作り、腸内環境を酸性にします。酸性であることは腸内が悪玉菌より善玉菌が優位にいる場合を指します。そして、善玉菌であるビフィズス菌などを増やす働きがあることで、腸内環境を整える効果を期待できます。
【免疫力を高める】
腸内環境を整えることは免疫力を上げるとも言えます。免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスだけでなく、寄生虫や体内で発生したガンなどの病的な細胞を分類し、異物として認識し排除するシステムのことを言います。このような免疫力を上げることで風邪やインフルエンザだけでなくがんなどの病気の予防にも効果があると言えるのです。
【美肌効果】
便秘は肌荒れに影響することはご存知の方も多いと思いますが、その背景は腸内で増殖した悪玉菌が出す毒素が影響しているのです。毒素は腸壁から吸収された後に栄養として肌へ運ばれてしまうのです。この働きにより肌荒れが起こるのですが、ラブレ菌は、悪玉菌の増殖を抑えることから、美肌にも効果的な成分と言えるのです。
【コレステロール値を下げる】
ラブレ菌は、他の乳酸菌と同じくコレステロール値を下げることが分かっています。コレステロール値が高いと、血管が硬く弾力性や柔軟性を失った血管になってしまう「動脈硬化」を引き起こすリスクがあります。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などの疾病の原因とも言われているので、ラブレ菌などの乳酸菌でコレステロール値を下げることも重要と言えます。
【アレルギーを抑制する】
アレルギーとは、体の免疫のバランスが崩れることで、ある特定の物質に過剰に反応してしまう状態のことを言います。このことから、免疫のバランスを整える働きがあるラブレ菌はアレルギーに効果があると考えられているのです。
【まとめ】
最近ではサプリメントやドリンクで手軽に摂取できるようになったラブレ菌です。腸内環境や美容にも良い効果が分かっているので、是非日頃の健康美容習慣としてラブレ菌の摂取を心がけてください。
分泌性の下痢とは?原因になってしまうものとは?
下痢を起こす事は誰にでもある事ですが、一口に下痢と言っても種類はいろいろです。ここでは分泌性の下痢について知りましょう。
【分泌性の下痢とは】
分泌性下痢は水分と塩分の分泌が正常でなくなり活発になります。便の水分量が90%から100%の状態の事を言います。原因になるのはコレラ菌、ブドウ球菌、赤痢菌などの細菌類、他にもホルモンや化学物質などの影響も受けて、体内に混入されている毒素を出すためにこのような症状が起きます。
水溶性の下痢になるので細菌が減らない限りは食事をしなくても体内の水分や塩分を出してしまうので、脱水症状に陥る事があります。
【原因になるもの】
原因としてはウイルスの感染症により起こる事が多いです。ブドウ球菌や赤痢菌などのウイルスに感染してしまうとよく発症します。他にも大腸や小腸などの機能低下により起こる事もあります。
そのため特にウイルスに対しての抵抗力が落ちてしまいます。また寄生虫が要因になるケースもあり、腸内で水分の分泌を高めるために症状が継続する時もあります。
【症状はどんなの?】
症状としては食あたり、食物アレルギー、水あたり、細菌感染による事が多くてそれが腸粘膜に悪影響を与えた時に粘膜から浸出液が下痢になり出されます。下痢が度々起こるようでは脱水も起こす事があるので注意しないといけません。
また下痢の他にもおならが増えたり、発熱が起きたりする事もあります。またコレラ菌や大腸菌に感染しているなら、下痢をより酷くします。
【治療方法】
検査では血液検査や糞便検査、大腸内視鏡検査、大腸X線検査などをしないといけません。治療方法としては食事療法や規則正しい生活などが重要になります。また下痢の中には絶食で治せるものもありますが、分泌性の場合はそれでは治す事はできないです。
生活態度を改める事で改善していく事が多いと言われています。分泌性下痢になったら排泄量も多く体への負担も心配されるので、早めに病院で診てもらうようにしましょう。
病院から貰う抗生物質が下痢を引き起こす!?その原因を要チェック!
病気にかかり病院を受診すると抗生物質という物を処方してもらうことがあります。しかしよく耳にする抗生物質は下痢を引き起こす原因にもなり兼ねるのです。今回は抗生物質を飲むと生じてしまう下痢の理由とその下痢を治す方法をお教えします。
【抗生物質とは】
抗生物質とは、病気やけが・炎症が生じてしまった時に病原体である菌をやっつける役割を持っている薬のことです。しかし、この抗生物質という薬は悪い菌だけでは体に良い菌にも作用します。そのため抗生物質を飲んでいる時は他の感染症にもかかりやすい状態に体がなっているため感染症予防することが大切です。
【抗生物質と腸の変化】
先ほど述べたように、抗生物質は良い菌も悪い菌もやっつけてしまう作用があります。そのため腸だけに場所を絞って説明すると、腸内環境を整えてくれる作用の善玉菌と悪化させる悪玉菌どちらも作用することになります。そのため、腸内環境が不安定になり下痢を起こしやすくなるのです。
【抗生物質による下痢を改善させる方法は】
善玉菌がなくなってしまうことで生じる下痢に関しては、対処方法としてはまず善玉菌を増やすような食べ物を食べることです。
例としては、ビフィズス菌や乳酸菌、食物繊維など善玉菌を増やせる食品を多く摂取することです。善玉菌を増やすことで、腸内環境が改善してさらに免疫力アップにもつなげることができます。また、抗生物質を飲む時は必ず水や白湯で飲むようにしてください。
水や白湯以外の飲み物では、抗生物質の効果を逆に強めてしまうケースもあるからです。そうすると腸に対してさらに悪影響を及ぼしてしまうため抗生物質を服用する際は飲み方に注意しましょう。
【まとめ】
抗生物質と下痢の関係性についてまとめました。抗生物質は、原因となる菌にだけ効けばいいものの、悪影響を及ぼす場合もあります。
抗生物質で下痢をすることもあるので、抗生物質を内服したときは善玉菌を増やすことを意識してみましょう。また抗生物質を飲む時はお医者さんに副作用など確認してから飲むことで安心できますね。