浸透圧性下痢とは!?こんな症状が出たら要注意!
浸透圧性下痢を知っていますか?下痢が起こるメカニズムについて詳しく知る人は意外と少ないものです。ここでは下痢の中でも浸透圧性下痢について知りましょう。
【浸透圧性の下痢とは】
管内の浸透圧が消化器官に入った物質が吸収されなくなった事で高くなり、体液が浸出、膣内の水分が増えるために起こる下痢の事を言います。マグネシウムなどを含む腸内に吸収されにくい薬剤などを取り過ぎている時に、消化酵素の欠損や乳糖不耐症などで浸透圧性下痢を起こす事もあります。
【症状は何があるの】
浸透圧性下痢は水分を小腸で上手く吸収できない状態です。症状は水分を小腸で吸収する事ができないために、水分をたくさん含む下痢を起こします。この症状が起きる原因である腸内の浸透圧を上げる物質を抑えるようにしない事には下痢は治まりません。
ですから浸透圧を下げるために原因物質を取り除く事が大事になります。
【原因について】
浸透圧性下痢の原因については、食物中に含まれている糖類が血液中に吸収されないまま残ってしまい、浸透圧を上昇させるからです。この事で体が腸内の浸透圧を下げるように働き腸管壁から水分をたくさん排出する事で、水分含有量が多くなるのです。
【検査と治療】
検査では詳しく問診します。下痢は治療や診断を決める点でも、大事になる症状です。ですから状態の把握が必要になります。治療方法は下痢を起こす理由になっている食べ物を食べる事を控える事です。
これだけでもおよそ症状の半分は解決できます。この症状は食べものや飲み物の中に含まれている糖分が分解される事無く、残る事により体が腸内の浸透圧を下げようとする水分を分泌するので起こるのですから、その原因になっている食べ物や飲み物を控えればいいのです。
また失われた水分や栄養分の補給も必要ですし、サプリメントを服用して腸内細菌のバランスを整える事も重要になります。下痢になる理由は様々です。浸透圧性下痢になっていませんか?気になる人は病院で診断してもらいましょう。
男性必見!胆汁酸が減少してくるデメリットとは?
みなさん、年齢と共に体臭や加齢臭は気になっていませんか?今回は、体臭の原因の一つである「胆汁酸の減少」についてお話したいと思います。
【胆汁酸とは】
胆汁酸とは肝臓で生成される液体「胆汁」の主成分で、私たちの腸内で水に溶けない脂肪酸やコレステロール、脂溶性ビタミンなどの消化吸収を助けてくれる上、肝臓で処理された不要な物質を排泄する働きがあります。
【胆汁酸が減少した場合】
つまり、胆汁が不足すると体内に取り込まれた脂肪酸や脂溶性ビタミンが上手く吸収されず摂取した脂肪が腸内に留まってしまいます。その結果、腸内環境が悪化することで体臭が発生してしまうのです。
また、脂溶性ビタミンがもつ抗酸化力の力も発揮されなくなることで、加齢臭をはじめとする体臭が発生しやすくなってしまいます。さらに、「脂溶性ビタミンが吸収されない=ビタミンB群が吸収されない」ということは、貧血をはじめ様々な栄養障害が起こりやすくなり、体調不良になることも考えられます。
【胆汁酸減少に気付くには】
では、胆汁酸が減少しているという体からのサインはどのようなものなのでしょうか?
例えば「揚げ物を食べると胃がもたれる感じがする」「二日酔いの症状が強い」「便や尿の臭いが強い」「便秘や下痢の症状がある」「コレステロール値が高い」などです。当てはまる項目が多い方は胆汁酸の減少が原因かもしれません。
【胆汁酸減少の予防】
次に、減少してしまった胆汁酸を増やす方法ですが、まずは食物繊維を積極的に摂取しましょう。食物繊維を摂取することで古くなった胆汁酸を排出し、新たな胆汁酸を生成する働きを助けてくれます。また、生姜やウコン等の胆汁酸の分泌を促す働きがある食材を摂取することも効果的です。
【まとめ】
あまり、耳にすることがない「胆汁酸」ですが、減少すると体臭や加齢臭の原因にもなることが分かりましたよね。周囲へのエチケットも兼ねて、ご自身の胆汁酸に一度目を向けてみてはいかがでしょうか。
知らない内に体内に入る【合成化学物質】!その危険性と体外へ排出する方法とは?
私たちの身の回りにはとても多くの物に溢れていて、その利便性もどんどんと高くなって生活も便利になっているのですが、その利便性を高めている理由の一つに石油から作られる合成化学物質が原料として用いられています。
食料品や衣料品、化粧品、日用雑貨から洗剤など毎日使うほとんどの物に合成化学物質が含まれており、知らず知らずに口から、皮膚から体内へ吸収しています。
1.合成化学物質が体に与える危険
毎日の生活の中で合成化学物質を完全に避けるということは難しいことではありますが、体内に吸収して蓄積されることで、アレルギー症状や脳への障害、発がん性などの危険があります。
現代病とも言われるほど、花粉症やアトピー性皮膚炎の人が増えていますが、その理由の一つには合成化学物質が関係していると言われています。
戦前の貧困な時代にはこれらの症状はあまり見られず、物が豊かになると比例してアレルギー源の種類は増え、また体の抗体が弱くアレルギー症状を発症する人が増えています。
また、最近では脳の障害でもあるADHDやアスペルガー症候群、自閉症などの発達障害の子供が増えている傾向にあると言われていますが、これにおいても合成化学物質の影響ではないかと言われています。
死亡率の高い難病でもあるガンにおいても100年前と比べると何千倍ものガン患者が増えています。 その他、合成化学物質は脂肪に溶かされやすく、また脂肪は蓄積しやすいということもあり、男性よりも脂肪の多い女性の方が体に合成化学物質が残りやすくなります。
よって妊娠中の女性はお腹の胎児に合成化学物質を栄養とともに送ってしまう危険もあるので注意が必要です。
2.合成化学物質の効率的な排出方法
避けられにくい合成化学物質ですが、実際に体内に蓄積させない様にするにはどうすればいいでしょうか?
最も良い方法は、できるだけ合成化学物質を含んだものを利用しないことです。食料品や化粧品などは無添加のものを選ぶ、野菜は有機野菜を選ぶなどを気をつけるだけでもだいぶ違います。 体内に吸収されてしまった合成化学物質を効率的に排出するには、以下のことを生活に取り入れると良いでしょう。
①水分を飲む
血液に吸収された合成化学物質は尿から排出されるので、水分や利尿作用のある飲み物をたくさん飲むといいでしょう。一日に1.5~2リットル程度が目安です。
②運動をする
尿以外で体内のデドックスをするには汗をかくことも有効的です。運動をして血行をよくして良い汗をかきましょう。あまり運動ができないという人は、半身浴や岩盤浴などでもOKです。
③断食をする
断食ダイエットも流行っていますが、断食をすることで内臓を休めることができます。内臓が休むことができると排泄することにエネルギーを十分に使うことができるので、デドックス効果があります。
病原体が原因になる『旅行者下痢症』とは?
下痢になる原因はいろいろですが、病原体が原因で起こる下痢もあります。その代表的なのは旅行者下痢症です。ここでは旅行者下痢症について知りましょう。
【旅行者下痢症とは】
海外旅行に行く人に多い病気が旅行者下痢です。およそ1か月程度、発展途上国に滞在すると20%から60%の人が発症するとされています。症状はそれほど重くない事が多く、多くの人は治療をしなくても数日くらいで治っていきます。 ですが中には寝込んでしまったり、旅行日程の変更を余儀なくされる人もいます。
【病原体が原因になる】
旅行者下痢症は多くの場合は病原体により起こります。例えば細菌や寄生虫、ウイルスなどです。他にも滞在先で起こる食事の変化や時差、ストレスなども発症要因になります。また旅行者の健康状態でも大きく違います。
例を挙げると胃酸過多に対してH2ブロッカーなどの制酸薬を使うと胃酸の殺菌能力が落ちてしまいます。これにより感染の危険性を上げてしまいます。
【症状はどんなの?】
24時間以内に4回から5回以上、多い時には20回以上の水溶性下痢を起こして、血便や発熱をする人もおよそ20%はいます。旅行者下痢症は特に治療しなくても、普通は3日から5日程度で治っていきますが、発症した人のおよそ10%が1週間を過ぎる慢性的な下痢になります。
【予防方法は】
予防するためにはトイレの使用後や食事前には手洗いを心掛けましょう。ただし、海外においては手洗いする場所自体が多くはないですし、手洗いに使う水も不衛生である可能性があります。
ウエットティッシュや乾燥式アルコール手指消毒剤などを持っていくと便利です。また薬で予防する事も出来ます。止痢剤なども販売されいます。日本ではインターネットで購入する事ができます。
ワクチンもいいでしょう。旅行下痢症に有効なワクチンがあります。外国は日本ほど衛生的でない国も多くあります。
病原体の影響で下痢を起こす事もあるので、その予防には注意しておきましょう。
慢性の下痢とは?どうして症状が続いてしまうの?
下痢の症状に悩ませれている方は大変多く、その症状は急性の物から慢性的な物迄有りますが、慢性の下痢が続く場合には、他の病気等が引き金になってる可能性がある為、きちんとした医師の診察を受ける事が必要になります。
慢性の下痢がどの様な物か、その症状と合わせて探ってみたいと思います。
【慢性下痢とは】
慢性の下痢は、基本的に下痢と言われる症状が2週間から3週間以上続く場合を指しております。症状の分類では、浸透圧性下痢、分泌性下痢、腸管粘膜障害による下痢、腸管異常による下痢等に分類されますが、最近話題になっている過敏性腸症候群等も慢性下痢として分類されております。
これらの分類は様々な病気が引き金になっている事も考えられ、主な病気としては、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸がん、膵臓機能の低下、バセドウ病や糖尿病等、重篤な病気が原因になっている事も考えられます。
【慢性下痢の症状】
慢性下痢の症状は、その原因とされる病気によりその症状が異なっております。そもそも下痢は便の水分量が増え液状や泥状等の便が出る事を指しております。
水分量の増加を起こしてしまうのには、潰瘍性大腸炎の場合、下痢の量は多くは無いにも関わらず頻繁にトイレに行きたくなる症状が挙げられます。
又、腸内に潰瘍が出来ている可能性がある事から粘液や血便等の症状が起こり、お腹全体の痛みや発熱、身体のだるさ等の症状が出ます。大腸がんの場合には、癌によって腸管が塞がってしまう事により、便の通過が悪くなり便秘になったり水分吸収が悪くなる事から、下痢を起こしたりします
。膵臓疾患が原因の場合には、下痢が続きみぞおちあたりの痛みが起こったりします。特にお酒を飲んだ翌日や脂肪分の多い食事を摂った後に痛みが強くなったりします。最近特に注目されている、過敏性腸症候群の場合には、下痢などの症状がある特定の時間帯(通勤通学時等)に決まって起こったりします。
精神的なストレス等が原因とされており、決まった時間帯には何度も下痢の為にトイレに行ったりします。
急性下痢の原因と症状!なぜ症状が引き起こさられるのか?
腹痛を伴い、軟便が出る症状のことを下痢と言いますが、下痢には急性のものと、慢性のものがあります。
下痢の症状のうち急性の下痢は、食中毒などが原因で起きる場合もあれば、風邪などの症状の一環として起こる場合があります。急性の下痢にもいくつかの種類があり、ウイルスなどが原因で引き起こされる感染性のものとそうでないものに大きく分けることができます。
【感染性下痢とは】
ノロウイルスやロタウイルスなど、ウイルスが原因で引き起こされる下痢を感染性下痢といいます。その感染したウイルスの種類によって症状は大きく異なりますが、激しい腹痛に加えて嘔吐や発熱などの症状が見られます。
特にノロウイルスなどでは高熱による体力の消耗が著しいので、症状が出ている間は注意が必要です。家族や周りの人にも伝染る恐れがあるので、看病をする人も手洗いなどの衛生面に注意をする必要があります。感染性下痢には、重篤な症状が出ることが多いので、ウイルス感染が疑われる場合は早めに医療機関を受診しましょう。【ウイルス性ではない下痢について】ウイルス感染の可能性がない下痢の症状の特徴としては、吐き気や発熱などの症状はほとんど見られません。
腹部を冷やしてしまったために急性の下痢の症状が起きたり、冷たいものを食べ過ぎても同じことが起こりえます。
ウイルス感染の心配がない急性の下痢の場合は、暖かい格好をして水分を多く取り、安静にしていればそのうち体力の回復と共に改善されていきます。
しかし、胃腸の機能は普段よりも衰えてしまっているので、痛みや下痢の症状が治ったからと言って、たくさん食べたり刺激物を口にするのは控えなければいけません。特に夏場は、冷房などで腹部を冷やし過ぎたり、冷たい飲み物やアイスクリームなどをたくさん食べたりして、下痢の症状を起こす子どもが増えます。
暑い季節は、子どもたちの胃腸の機能が弱りやすい時期でもあるので周りの大人が注意することが必要です。
なぜ善玉菌がウイルスから身体を守る?その意外な働きとは?
腸内にある善玉菌には消化吸収を促進し腸内環境を良好に保つ働きと合わせて、ウイルスに対する免疫力を高める働きがあります。
【善玉菌と悪玉菌の関係】
腸内で悪玉菌が増えてしまうとウイルスを正常に攻撃することが出来ず免疫力は低下してしまいます。
善玉菌は悪玉菌の活動を抑制して、腸内環境を良好に保ち免疫力をアップしてくれます。この善玉菌が悪玉菌を攻撃することで善玉菌はその効力を発揮してくれるのです。
したがって善玉菌と悪玉菌と呼び名にはなっていますが、悪玉菌が0になってしまっては善玉菌は効力を発揮できません。善玉菌が多く悪玉菌のほうが少ないという腸内のバランスが大切です。
【善玉菌の種類と効果】
善玉菌の種類は数多くありますが腸内に一番多く含まれているのがビフィズス菌です。ビフィズス菌は乳酸や酢酸を作り出します。乳酸や酢酸には病原菌の感染を防ぐ効果があります。
またビフィズス菌は風やインフルエンザウイルスに対抗する細胞を活発に活動させるサポートをしてくれる効力があります。
【まとめ】
このように善玉菌が腸内で活発に活動することで腸内環境が整い、免疫力アップにつながります。免疫力がアップすればウイルスを撃退することが出来て健康な体を手に入れることができます。