なぜ身体の冷えが下痢の原因に?対策するには?
梅雨に入り、じめじめとした季節とともに温度も上がり蒸し暑くなってきました。
そろそろエアコンを使い始めたという方も多いのではないでしょうか。自分の部屋なら、自分の体感温度に合わせ温度を調節できます。しかし、家族が一緒に居るリビングや大勢の同僚や上司に囲まれた職場ではそうもいきません。
エアコンが効いていても暑すぎたり寒すぎたりするでしょう。そこで辛いのが冷えです。汗っかきな上司に挟まれ、温度を上げれば汗臭く、仕方なく温度が下げればこちらが寒くなってしまいます。
そうなると夏なのに冷房の効き過ぎのため冷えから体調を崩しお腹を壊す方も少なくないのではないでしょうか。
【冷えるとなぜお腹を壊すのか】
そもそもなぜ冷えるとお腹を壊し、下痢をしてしまうことがあるのでしょう。人間の体は上手にできていて、体が冷えると体温を保つためそれ以上冷えないように抵抗します。下痢が起こる原因も体内の水分を排出しようと起こる現象です。
水と空気では水に触れているほうが温度を奪われるためです。プールや海水浴と一緒ですね。入っている間はなんともなくとも、上がった時に寒く感じてしまうのは皮膚に残る水分が体を冷やしているのです。
また冷えから内臓の働きが悪くなり、消化不良がおきることで下痢の原因ともなります。下痢だけではなく頭痛や肌荒れの原因ともなり、まさに冷えは万病のものですね。
【冷え対策には】
冷えた職場や通勤電車に乗っている間などに腹痛に襲われると気が気ではありません。どうやってお腹を壊さないように対処すればいいでしょうか。
それには冷やさないほかありません。以前、電車内で可愛らしいブランケットを膝にかけたスーツ姿のおじ様がいらっしゃいました。
そのように、どうしても自分で温度を調節できない場所では持ち運びできるブランケット、脱ぎ着が簡単なショールやカーディガンなどの羽織物が欠かせません。
また体内から体の冷えをとる温かい飲み物などもいいですね。利尿作用のあるコーヒーや緑茶などではない飲み物だとより効果的です。