妊娠することでお通じ回数が減るの？
妊娠することでお通じ回数が減る人が多いのは本当です。大まかな理由として大体以下のようなものがあります。
・ホルモンバランスの変化
・妊娠による腸の圧迫
・水分不足
ホルモンバランスの変化
妊娠中は女性ホルモンの１つである『黄体ホルモン』が多く分泌されます。このホルモンが多量に分泌されることで、腸の運動が低下し、便通が悪くなります。
妊娠による腸の圧迫
お腹の赤ちゃんが成長することで子宮が大きくなり、腸を圧迫します。腸が圧迫されることで、便の通り道が細くなり、排便しにくい身体へとなってしまうのです。
水分不足
子宮内に羊水を溜めるため、体内の水分量が減ってしまうこともあります。特にカチカチとした便の場合は水分が足りていない可能性があります。
便秘の解消は母体の健康に！
妊娠中というのは以上のように便が出にくくなります。それじゃ仕方ないか・・・と何もしないのは危険かもしれません。
というのも、便秘つまり便が体内に残っていることで腸内に悪玉菌が増殖しやすい環境になるのです。この悪玉菌が増えると免疫力の低下であったり、体臭、肌荒れなどに影響をおよぼす、毒素や有害物質、悪臭成分を放ちます。
つまり母体が悪玉菌によって危険にさらされ、さらにはお腹の赤ちゃんにも影響が出る可能性があるのです。
ですので、ただの便秘と放っておくのではなく、改善を目指して健康な母体をつくっていくことが大切なのです。
