春菊が下痢に効く?驚くべきその効能とは?
冬場になると鍋などで食卓に登場する機会が増える野菜が春菊です。 鮮やかな緑色で彩りもいいですが、独特の苦味がありますから好き嫌いが分かれる個性的な野菜です。 しかし、春菊には栄養がたっぷりで腸内環境を整えてくれて、下痢にも効果があります。 そんな春菊の魅力を見ていきましょう。
【春菊が下痢にいい理由】
春菊の豊かな香りには様々な健康効果が秘められています。 この香り成分はペリルアルデヒドというもので、食欲増進作用や風邪予防、そして、下痢の緩和に役立ってくれます。 ペリルアルデヒドは胃腸の調子を整える作用があり、殺菌作用にも優れています。
胃の働きが悪くなっていると下痢を起こしやすいですが、そんな弱った胃を元気にしてくれます。 また、食あたりによる下痢の症状を緩和してくれますし、慢性的な下痢にも効果的です。 食物繊維や緑色の元クロロフィルが腸の働きをサポートしてくれて、腸内環境を良くしてくれますから、下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群の改善にも役立ちます。
【健康と美容にも役立つ】
春菊のクロロフィルは幅広い働きを持っています。 コレステロール値を下げてくれたり、血液サラサラ効果で血栓を作りにくくしてくれたり、美肌にも作用してくれます。 また、βカロテンが豊富で、皮膚や粘膜を丈夫に保ってくれたり、体の免疫力を高めてウイルスや細菌が侵入しにくくしてくれます。
他にも、ガンや動脈硬化の予防や女性に嬉しいアンチエイジング効果まであります。 ビタミン類やミネラルも豊富で、高血圧や骨粗鬆症を予防してくれたり、抗酸化作用で老化を抑制してくれます。 美容効果としては様々なものがあり、美白や美肌に役立ってくれます。
胃腸が弱い人、下痢や便秘を改善したい人、生活習慣病が気になる人、体の内側からきれいになりたい人などにおすすめです。 風邪予防にも効果的ですから、寒い冬にはしっかり春菊を取って風邪に負けないからだを作りましょう。
【鍋以外にも食べたい春菊】
春菊というとやはり鍋物に入れるというイメージがありますが、炒めても煮てもおいしくたべられます。 また、柔らかい葉っぱは生でサラダにしてもおいしいですし、たっぷりと春菊を食べられます。 生だと抵抗があるなら、お浸しにしてしまえばたくさん春菊を取ることができます。
パスタやうどんなどの麺類との相性もいいですし彩りも良くなりますから、加えてみるのもおすすめです。 お腹の調子を崩している時なら、食べやすいスープにしてしまってたっぷり飲むと良いでしょう。