チョコレートのデメリット!嘔吐や下痢の原因になる!?
普段通りに過ごしていたにも関わらず、なぜか気分が悪くなって嘔吐してしまったり下痢してしまったりという経験がある人もいるのではないでしょうか。その症状、実は食べたチョコレートが原因かもしれません。
【チョコレートの成分】
チョコレートは砂糖や糖アルコールなどが約5割、生クリームや植物油脂などが約4割となっており、ほとんどが糖分と脂肪分からでできています。その他にカカオポリフェノールやカフェイン、テオブロミン、チラミンなどのアルカロイド、ニッケルなどの金属元素を含みます。
【嘔吐してしまう原因】
普段の食事でも脂っこいものを食べすぎた際には胸焼けしたり気分が悪くなったりすることがあります。チョコレートには食品としては非常に多くの脂肪分が含まれていることから、一度に多量の脂肪分を摂ってしまうため、胃腸にタイする刺激が強すぎて嘔吐を引き起こしてしまう場合があります。
また、チョコレートの成分に含まれるカフェインやテオブロミン、チラミンおよびニッケルなどの物質に対してアレルギー反応を起こしている可能性も考えられます。緑茶やコーヒーを飲んだ際に体調不良となる人、金属アレルギーを持っている人はチョコレートでも同様の症状が見られる場合があります。
【下痢になる原因】
チョコレートに含まれる大量の糖分は水分を大量に抱えて存在しています。この水分は普通にコップで飲む水とは違い、糖分が消化されて吸収される際に一緒に体内へ吸収されます。そのため、大量の糖分が一度に腸に届くと消化吸収が間に合わず、水分が多い下痢となってしまいます。
特に糖分の中でもキシリトールやソルビトールといった糖アルコールは非常に消化吸収されにくいため、一度に多量に摂取すると下痢を引き起こしやすいと言えます。 また、霜降り肉など大量の脂肪を含む食事をした後はお腹が緩くなるように、脂肪分も胃腸への刺激が強い物質で、消化不良による下痢の原因となります。
他にもカフェインやニッケルなどにアレルギー反応を持っている人は腸に刺激を与えてしまうことで下痢を引き起こす場合があり、アレルギーを持っていない人でも多量に摂取すると神経系への影響が大きくなりすぎ、胃腸が正常に働けず下痢になりやすくなります。
【対策とまとめ】
チョコレートに含まれる成分はいずれも日常的に摂取する物質のため、チョコレートそのものが嘔吐や下痢を引き起こす悪い食品というわけではありません。
これら症状はいずれもその人にとっての過剰摂取やアレルギーに関係する場合に起こる可能性があると言えます。そのため、対策としては一度に大量に食べない、一日に食べる量を控えることなどが重要です。
チョコレートには糖分によるストレス緩和効果や抗酸化作用の強いポリフェノールを大量に含むなど良い効果が期待できるため、嘔吐や下痢にならない食べ方を心がけましょう。