過敏性腸症候群はお風呂で治る?身体に与える好影響とは?
【過敏性腸症候群とは?】
過敏性腸症候群は簡単に言うと、突然下痢や、便秘が頻繁に起こる、病院で検査をしても異常が出ないといった症状で生活に支障が出る病気のことです。
【過敏性腸症候群とお風呂の関係】
多忙な毎日でストレスを抱える人が多い今の時代、まさに現代病とも言える過敏性腸症候群。その治療法は、元になっている過剰なストレスを取り除くとして心療内科を受診する人が多くいます。
ここ最近、この過敏性腸症候群とお風呂の関係、そしてその効果がにわかに注目されてきているのを皆さんはご存知でしょうか。一体どんな関わりがあるのかを見て行きましょう。
【お風呂による効果】
お風呂はその日の溜まった疲れや、ストレスを身体の芯から温めて癒してくれます。シャワーだけでは中々この疲労感を取り除くことは困難です。疲れを取る効果抜群のお風呂、辛い過敏性腸症候群にどんな効果をもたらすのでしょう。
お風呂は、全身の血行がよくなり、身体に溜まった疲労物質を芯から取り除いてくれます。また、冷え性の方にも効果抜群です。過敏性腸症候群は便秘型になる人と、下痢型になる人がいます。
お風呂はこのタイプの異なる過敏性腸症候群を症状別に入ることによって優れた効果を発揮します。
【過敏性腸症候群、症状別入浴法】
今言ったように過敏性腸症候群は便秘型と、下痢型、まれに両方同時に起こる人もいます。ここでその症状別による入浴法をご紹介します。
便秘型
主に女性に多い
血行改善と、リラックス効果を高めるため、38度から40度ぐらいのお湯を湯船に入れ、約15分半身浴で浸かる。
下痢型
アルコールをよく飲む男性に多い
冷え性の方も下痢をよくする人がいます。 下痢は、大腸が過剰な蠕動運動をすることで起きてしまいます。その動きを少しでも抑えるにはお湯の温度を40度ぐらいに設定します。これは全身浴が基本のなります。
【過敏性腸症候群の人の入浴する際注意する点】
上記を見て頂いても分かるように、過敏性腸症候群の方がお風呂に入る際、お湯の温度がいかに大事かということをお分かりいただけたでしょうか。
ポイントはカラスの行水ではなく、ゆっくり時間をかけて湯船に浸かるということです。その時のお湯の温度は便秘型、下痢型に関係なく、40度から41度が最適な温度となります。
この温度という点は非常に重要で下痢型の過敏性腸症候群を患っている人が熱すぎるお湯に入れば、刺激が強すぎて症状を重くしてしまうので絶対にやめて下さい。
【食事、運動の大切さも忘れずに】
過敏性腸症候群はお風呂だけでなく、食事や、適度な運動を心がけることも大事です。
例えば食事ですが過敏性腸症候群の人はある特定の食べ物や、飲み物を摂ると症状が悪化します。自分で何を食べると調子が悪くなるのか知っておくのも症状軽減のコツになります。
その他適度な運動はストレス発散の最高の薬になります。しかし、激しい運動は逆効果になってしまうので注意が必要です。