下痢時の確認ポイント!ウィルスが引き起こしている場合も?
下痢とは、一般的な便よりも水分が多くて、液状もしくは形になってない柔らかな状態のことを言います。 様々な原因によって下痢の症状は出るので比較的出やすい症状ではありますが、 下痢になった場合はいくつかのことに注意する様に心がけましょう。
【下痢になったらまずは脱水症状に注意!】
下痢というのは、慢性なものから急性のものまであり、それぞれ原因や対処方法が異なりますが、 水分の多い便が出るわけですから、回数が多ければ必然的に脱水症状を起こしやすくなります。
特に急性下痢で激しい症状の場合には、脳貧血を起こしたりする場合もあるので注意が必要です。 激しい下痢の場合、脱水症状にならない様、水分を補給しますが、一気に水分を摂ると症状が良くならないので、 少しずつスポーツドリンクなどで水分を摂る様にしましょう。
食べ過ぎや冷えなどで下痢になった場合は便が出ることで次第に治りますが、感染性の下痢の場合は下痢が出ても 全く改善されず、その他の症状が引き起こされ体調が著しく悪くなることもあるので速やかに病院へ行く様にしましょう。
【下痢になったら便と体調をチェック!】
●便の色は通常通りで柔らかいもしくは液状
食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレスなどが原因であまり心配な症状ではありません。市販の下痢止め薬が有効です。
●粘液が混じっている
下痢の場合は粘液が混じることがよくありますが、多い場合や続く場合は病院へ行きましょう。
●便に血液が混じっている(便が黒っぽい場合も含む)
大腸の病気が引き起こしている可能性、重篤な食中毒の可能性があるので病院へ行きましょう。 痔が原因の場合もあります。
●白い便が出る
子供の場合はロタウィルスの可能性、大人の場合はコレラの可能性があるので病院へ行きましょう。
●発熱がある
重篤な食中毒の可能性があるので病院へ行きましょう。
●吐き気がある
食あたりでも吐き気を催す場合があります。まずは市販の下痢止めで様子を見ましょう。
●市販の下痢止めが効かない
4、5日服用しても下痢が改善されない場合は、別の疾患による原因の可能性があるので病院へ行きましょう。
【下痢になったら食生活をチェック!】
食中毒や疾患による下痢ではなく、食あたりなどで下痢になりやすい人は、腸内環境があまり良くなく、 悪玉菌が増えている状態になっています。 最近ではコンビニ弁当やファーストフードなどで善玉菌を減少させてしまっている人も少なくありません。
食べ過ぎや飲み過ぎをしない、冷たいものを食べ過ぎない、よく噛んで食べるなど、 できるだけ腸に負担がかからない食事を心がける様にしましょう。