男性必見!胆汁酸が減少してくるデメリットとは?
みなさん、年齢と共に体臭や加齢臭は気になっていませんか?今回は、体臭の原因の一つである「胆汁酸の減少」についてお話したいと思います。
【胆汁酸とは】
胆汁酸とは肝臓で生成される液体「胆汁」の主成分で、私たちの腸内で水に溶けない脂肪酸やコレステロール、脂溶性ビタミンなどの消化吸収を助けてくれる上、肝臓で処理された不要な物質を排泄する働きがあります。
【胆汁酸が減少した場合】
つまり、胆汁が不足すると体内に取り込まれた脂肪酸や脂溶性ビタミンが上手く吸収されず摂取した脂肪が腸内に留まってしまいます。その結果、腸内環境が悪化することで体臭が発生してしまうのです。
また、脂溶性ビタミンがもつ抗酸化力の力も発揮されなくなることで、加齢臭をはじめとする体臭が発生しやすくなってしまいます。さらに、「脂溶性ビタミンが吸収されない=ビタミンB群が吸収されない」ということは、貧血をはじめ様々な栄養障害が起こりやすくなり、体調不良になることも考えられます。
【胆汁酸減少に気付くには】
では、胆汁酸が減少しているという体からのサインはどのようなものなのでしょうか?
例えば「揚げ物を食べると胃がもたれる感じがする」「二日酔いの症状が強い」「便や尿の臭いが強い」「便秘や下痢の症状がある」「コレステロール値が高い」などです。当てはまる項目が多い方は胆汁酸の減少が原因かもしれません。
【胆汁酸減少の予防】
次に、減少してしまった胆汁酸を増やす方法ですが、まずは食物繊維を積極的に摂取しましょう。食物繊維を摂取することで古くなった胆汁酸を排出し、新たな胆汁酸を生成する働きを助けてくれます。また、生姜やウコン等の胆汁酸の分泌を促す働きがある食材を摂取することも効果的です。
【まとめ】
あまり、耳にすることがない「胆汁酸」ですが、減少すると体臭や加齢臭の原因にもなることが分かりましたよね。周囲へのエチケットも兼ねて、ご自身の胆汁酸に一度目を向けてみてはいかがでしょうか。