知らない内に体内に入る【合成化学物質】!その危険性と体外へ排出する方法とは?
私たちの身の回りにはとても多くの物に溢れていて、その利便性もどんどんと高くなって生活も便利になっているのですが、その利便性を高めている理由の一つに石油から作られる合成化学物質が原料として用いられています。
食料品や衣料品、化粧品、日用雑貨から洗剤など毎日使うほとんどの物に合成化学物質が含まれており、知らず知らずに口から、皮膚から体内へ吸収しています。
1.合成化学物質が体に与える危険
毎日の生活の中で合成化学物質を完全に避けるということは難しいことではありますが、体内に吸収して蓄積されることで、アレルギー症状や脳への障害、発がん性などの危険があります。
現代病とも言われるほど、花粉症やアトピー性皮膚炎の人が増えていますが、その理由の一つには合成化学物質が関係していると言われています。
戦前の貧困な時代にはこれらの症状はあまり見られず、物が豊かになると比例してアレルギー源の種類は増え、また体の抗体が弱くアレルギー症状を発症する人が増えています。
また、最近では脳の障害でもあるADHDやアスペルガー症候群、自閉症などの発達障害の子供が増えている傾向にあると言われていますが、これにおいても合成化学物質の影響ではないかと言われています。
死亡率の高い難病でもあるガンにおいても100年前と比べると何千倍ものガン患者が増えています。 その他、合成化学物質は脂肪に溶かされやすく、また脂肪は蓄積しやすいということもあり、男性よりも脂肪の多い女性の方が体に合成化学物質が残りやすくなります。
よって妊娠中の女性はお腹の胎児に合成化学物質を栄養とともに送ってしまう危険もあるので注意が必要です。
2.合成化学物質の効率的な排出方法
避けられにくい合成化学物質ですが、実際に体内に蓄積させない様にするにはどうすればいいでしょうか?
最も良い方法は、できるだけ合成化学物質を含んだものを利用しないことです。食料品や化粧品などは無添加のものを選ぶ、野菜は有機野菜を選ぶなどを気をつけるだけでもだいぶ違います。 体内に吸収されてしまった合成化学物質を効率的に排出するには、以下のことを生活に取り入れると良いでしょう。
①水分を飲む
血液に吸収された合成化学物質は尿から排出されるので、水分や利尿作用のある飲み物をたくさん飲むといいでしょう。一日に1.5~2リットル程度が目安です。
②運動をする
尿以外で体内のデドックスをするには汗をかくことも有効的です。運動をして血行をよくして良い汗をかきましょう。あまり運動ができないという人は、半身浴や岩盤浴などでもOKです。
③断食をする
断食ダイエットも流行っていますが、断食をすることで内臓を休めることができます。内臓が休むことができると排泄することにエネルギーを十分に使うことができるので、デドックス効果があります。