日頃の生活習慣が下痢に!?腸内環境が悪化しているのが原因かも!
私たちの日常生活で急に起こると困ることの1つが「下痢」ですが、下痢は体内に侵入した細菌やウイルスを排出しようする大事な反応でもあります。体を守ろうとする反応なので、薬などで無理に下痢を止めることはあまり良いことはありません。
しかし、日頃の生活で下痢を予防することができることをご存知でしょうか。全ての下痢を予防できるわけではないのですが、腸内細菌の悪玉菌を増やさないことが下痢の予防になることを詳しくご紹介したいと思います。
【腸内細菌】
私たちの腸の中には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌と言う腸内細菌が存在しています。
その腸内細菌のバランスがとれている時は良いのですが、腸内細菌は生活習慣の乱れやストレスなどでデリケートに変化します。
そして、体に悪影響を及ぼす悪玉菌が増殖すると腸のぜんどう運動にも影響してしまうことで下痢や便秘の原因になると言われています。
【悪玉菌が増え下痢になる理由】
私たちの腸内で不要物を排出しようとする「ぜんどう運動」が正常に働かなくなると、十分に体内へと水分を吸収せずそのまま排出してしまう下痢を起こしてしまいます。また、ぜん道運動が正常に働かなくなると十分に食べ物も分解されず小腸や大腸に溜めこんでしまいます。
そして魚からはヒスタミン、肉からはニトロソアミンなどの毒素が発生することでも下痢が発症されます。
さらに腸内で悪玉菌が増え続けると、発がん性物質を産出されてしまい体へ大きな影響を与えてしまいます。
【腸内環境を整える方法】
つまり、腸内環境の善玉菌と悪玉菌、日和見菌のバランスを整えることは下痢などの症状だけでなく健康への近道と言えるのです。
実際に、腸内環境を整えることで約80%の下痢が改善されると言われています。腸内環境が整っている状態とは、善玉菌が悪玉菌よりも優勢に働いている状態のことを言います。
善玉菌を優勢にするために良いことは生野菜や果物中心の食生活です。生野菜や果物には、土壌菌と言われる菌が付着しており、それらを体内に取り込むことで腸内環境が改善し、免疫力がアップすることが分かっています。さらには、キャベツやゴボウなどの食物繊維を豊富に含む野菜は善玉菌のエサとなり増殖する効果が期待できます。
下痢でお悩みの方や腸内環境を整えたい方は野菜や果物中心の食生活を意識してみてはいかがでしょうか。