赤ちゃんの手にむくみが起きたら病気の可能性も?大事に至る前に知っておきたいこと!
ぷにぷにしてかわいい赤ちゃんの手。実は、そんな赤ちゃんの手は非常にむくみやすいのです。赤ちゃんは全身のほとんどが水分であることから、代謝が少し滞るだけでもむくみが起きてしまいます。
老廃物を体から排出してくれる機能をもつ腎臓も赤ちゃんはまだまだ十分に機能できません。そのため、朝にむくんでいても午後に引いていれば特に問題がないのですが、むくみが1日以上続くのであれば何らかの病気のサインかもしれません。
そこで、今回は赤ちゃんの手がむくむ原因をいくつかご紹介したいと思います。
【遺伝性血管性浮腫】
HAEと言われる病気のことで、先天的な免疫機能の異常により皮膚のむくみや体内の浮腫を発症する病気のことです。
このむくみや浮腫は1~3日ほどで消滅するのですが、その後の発症頻度は人によって異なり、消滅しても再度発症することがあります。有効な治療法はありません。
【川崎病】
1961年に日本で発見された病気で、4歳以下が80%以上の発症率を占め、生後6ヶ月?1歳で最も発症する病気です。5日以上続く高熱と手や足の裏がむくむことが特徴の病気です。
むくみ以外にも、目の充血や唇や口腔粘膜の充血、首のリンパ節の腫れと痛みも伴います。1~2週間で症状は治まりますが、全身の発疹が消えるまでには数週間かかることもあります。
いちご舌と呼ばれる真赤で表面が粒々のいちご状になる症状もあります。早めに病院を受診することが何よりです。
【離乳食】
病気はないですが、離乳食を開始し初めて消化や代謝をする食品が体内に入ることはそれだけ内臓に負担がかかります。
濃い味付けや消化に時間がかかる食材などは、腎臓が刺激され、利尿作用に影響し、むくみが起こることが考えられます。味付けには気をつけてゆっくり進めてあげましょう。
【まとめ】
赤ちゃんは手だけのむくみだけでなく、顔や全身のむくみも冷えだけでなく病気の可能性があります。日頃から赤ちゃんの体の状態をしっかり把握することで、いつも通りか少し違うか判断できるようにしておきましょう。