えん麦ふすまは心疾患に対してどう戦ってくれるのか?
えん麦ふすまはFDA(米国食品医薬品局)によって心疾患に対する、栄養機能食品としては『Aランク』の食品として認められています。
※ランクはA~Dまであり、Aランクに認定されているのは12種類のみ。
このえん麦がアメリカならず欧米で認められていることは分かったと思いますが、これがどう良いのかを解説していきたいと思います。
心疾患を招く脂質異常
脳卒中や心筋梗塞などの心疾患は、中性脂肪や悪玉コレステロールが増えすぎることで、動脈硬化や血栓を誘発してしまうことが原因です。
こういった脂質異常が原因となるケースは不規則な生活や暴飲暴食、または甘いものや炭水化物を摂り過ぎることが原因と言われています。
コレステロールの働き
通常であれば血中のコレステロールは肝臓に取り込まれることにより胆汁酸と合体し、ミセルを形成して小腸に送られます。しかし、その後このミセルは肝臓に再び戻されてしまうので、コレステロールも循環しているということになります。
水溶性の食物繊維が豊富なえん麦ふすま
えん麦ふすまにはβグルカンなどの水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維は、このミセルと再形成することで、肝臓に戻ることなく、便として排便されるのです。
この結果、血中のコレステロール値が改善されたという研究結果が出ているというわけです。