腸の運動が低下するとなぜ老廃物が溜まりやすくなるの?
腸の老廃物とは腸の中に残っている便や、オナラのもととなるガスのことを指します。
腸が正常に機能しているのであれば、肛門から排便やオナラとして出て行くのですが、ストレスや運動不足、消化が悪い食事などを繰り返すことで腸の機能が低下してしまいます。
腸の機能低下とは、腸が物を運ぶ働き(ぜん動運動)をしにくくなるということですが、こうしたようなことが原因で老廃物の元となる便などが溜まりやすくなるのです。
これが一過性のものであれば良いのですが、ストレスが長く続いたり食事が偏っていたりすることで、慢性的につまりやすくなります。
さらにこの時便が溜まることで腸内には悪玉菌と言われる身体に不調を与える菌が繁殖しやすくなります。この悪玉菌は便をさらに腐敗させ、腸の働きを正常にする善玉菌を減らしてしまいます。
すると、有害物質や毒素、さらに口臭や体臭の原因となる悪臭成分を放つようになります。ここまで来ると大変です。
例えば、口は臭くなってしまったり、毒素によって肌荒れやニキビが酷くなったり、有害物質により免疫力が低下して風邪をひいても治りにくくなったり・・・
ですので、腸の運動低下を招いて老廃物が溜まりやすい状態になる前にきちんとケアをすることが大切です。